時間をおいてから旅の記録をつけようとするのはよくない。
記憶はたちまちに霧散してしまうものだから。
写真を手がかりに、思い出される旅の情景は、果たして僕がこの目で見た風景だったりするのだろうか?
写真は何を担保してくれるのだろう?
*
眠れぬ夜から一夜明けて、今日は宇和島を目指し四国西岸を一路北上する。
その始まりは、もちろんアカメ。あきついおの水族館へ。
四万十川の朝
あきついお
でっかいアマゴがお出迎え。対抗のあるマス科の魚は、それはもう見事。
カワムツ。もうB型とA型の区別の仕方も忘れてしまった。
アカメ幼魚。汽水域の魚はタテジマ模様なことが多い気がする。
アカメ成魚。予想以上にしっかりと大きく、匹数も多かった。見事。
でかい。
パッファー。大事なものは、やっぱり愛嬌だとおもう。
当然他のラティス属もいる。ノーザンバラムンディ。啓兄より大きいのを釣って初めて、ぼくは大人になれる。
ナイルパーチ。ダーウィンの悪夢。この魚を見るたびに、その不遇の闇を感じる。
タンガニイカパーチ。ナイルパーチとの住み分けはどうなっている?
再びアカメ成魚。ナイルパーチとは違う何かがあるように見えるが、それが何かを言い表せない。
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水族館をたっぷり堪能した後は、四万十川沿いに北上する。今日はもう一軒水族館に行くのだ。
沈下橋。大雨のときにはあえて沈むように作られている。大河の氾濫を想像しただけでぞっとする。
大河のように、雄大に悠久に流れていたい。
距離を乗る日。ウェアはRapha プロチームジャージ上下+ツーリングショーツ
前日買ったミレービスケットで休憩。うまし!
川沿い。風景はのどか。至上のサイクリング。至上の夏休み。至上の国。
いよいよ伊予の国へ。
そしてたどり着いたもう一軒の水族館!
…は閉まっていた。
おーい…。
アカメの石像なんかがありはすれど、水族館はやっていない。
暑いので道の駅でうどん。
***
宇和島の町までダウンヒル。意外と登っていたことに気づかされる。
典型的な港町の風景が広がる宇和島。
駅の観光案内所のチャーミングなおねーさんに安宿を紹介してもらい、荷物を置きにいく。
しかし予想よりも昭和な宿で、直感がここはヤバイと伝えている。
結局、他の宿に変えてもらった。申し訳ないことをした。
夕方に宇和島城へ散歩。
宇和島景。それにしても四国はお城が多い。往事の繁栄と活気をおもう。
宇和島アーケード。
夕暮れ。黄昏。恋い焦がれ。
宇和島名物の鯛めし。ここのお店が非常に雰囲気が良く、そしてご飯が美味しかった。また来たいと思わせる素敵なお店だった。
よく観、よく走り、よく食べた一日。
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