2009/08/21

une vie cycliste

今年は春くらいからそこそこ乗っている。
新しい環境にあって、楽しめるものが自転車しかないということもあるけれど、
単純に自転車に乗るのが楽しくなってきたから。

フランス時代も、自転車でしょっちゅう走っていたけれど、
その時の経験は今も忘れられないくらい、大切なものになってる。

自転車がなかったら、何してたんだろう、と考える最近。
というのも、帰省してからというもの、時間がありあまっていて、
今では社会人の友人ばかりだが、彼らの怒りを買うことをあえて恐れずに言うなら、
忙しい状況というのはとりあえずそこに流されれば時が過ぎていく安心を担保するもので、
時間が有り余る時こそ、人間は内省的にならざるを得ないのだと思う。

とは言っても、僕の周りの人たちは忙しい中にも創造性を見出せる人が多いから、
ほんとに面と向かっていったらそれこそ首が回るほど殴られそうだが。。

そんなわけで、内省的になってるんです。
田舎に行きたい、という気持ちがあったくせに、今は都会に憧れていたり、
早く仕事がしたい、という気持ちばかりが空回りする日々。

家族をつくることも、ずうっと考えもしなかったのに、それも悪くないと考え始めたり。
いつもこういうことを考えるきっかけは、
友人や知人の結婚とか子どもとかを見てそう思うことが多いのだが、
今回は全く自分一人でぼんやりとそんなことを考えるのだから、割と本気なのかもしれない。
それ自体、社会的な要請というか圧力に飲み込まれている気もするけれど。
うーむ、ベルクソン的。。

それで話は自転車に戻る。

新潟に越してからも自転車には乗るようにしているんだが、全盛期のようなキレが戻らない・・・。
(全盛期といっても弱かったんだが、それでもあの時の登りのフィーリングが戻らない)
もちろん、高校時代ほど乗っているのか、といえばそうではないから当然なのだけど、
全盛期に62kgだった体重が、大学に入っていろいろあって67kgまで増えた。
春から自転車に乗るようになって、あの頃から3cmくらい身長が伸びたにも関わらず、
今63kgまで落ちてるから登れるようになってるんじゃないか、と甘い期待は見事に裏切られ。
いままで贅肉だらけだっただけなのね。。

どうしても17歳のときのあの走りに追いつかないのだが、追いつきたい。
純粋に自転車に乗っている時間が好きになった今だからこそ、追いつきたいのだ。

そんなことを思いつつ、登りですぐネを上げる心臓に参りつつ、
この晩夏は走るぞと誓ったのだった。


※今日ifのロードに乗せてもらったが、なんちゅー進むバイクじゃ…。
今までのポジションはアップライト過ぎだったかも。
自転車は迷宮!



いろーんな思い出のあるペルージュとmon vélo

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