フィンランド映画らしい光の陰影。
これがフィンランド映画だと知らないで観てもおそらく、これはフィンランド映画だとわかるような。
短い時間ゆえ、ストーリーはじっくりと主人公の2人の関係性が深まるのを観るには足りない。
正統派なヒューマンドラマなのだろうけれど、予想通りの展開。
ただ、主人公の女優さんの「眼」が最後に至って光が差していたのには、恐れ入った。
演技というには難しいその変化をどうやって彼女はものにしたのか…。
叙情的な音楽は美しかったが、映画に合いすぎていたというか、その相性ゆえにこれは映画の世界なんだと認識させすぎてしまった。
登場人物の少ないミニマルさは、好き。
映画はやっぱり人と人との関係性の変化がおもしろい。
ギンレイホールが何も変わっていなくて、なんだか嬉しくなったのであった。
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