2011/05/08
デイリーレースレポート(没)
ジロ・ディタリア2011
第1ステージ ヴェナリア・レアーレ 19.3km
チームの政治力が交錯するチームタイムトライアル
ジロ・ディタリア2011は、トリノ近郊ヴェナリア・レアーレでのチームタイムトライアルで幕を開けた。優勝したのはタイムトライアルのスペシャリストを揃えたHTC・ハイロード。タイムトラアルのイタリアチャンピオンのマルコ・ピノッティにイタリア統一150周年記念大会のファースト・マリアローザを着せるという目論みは見事に成功。4年前に味わったバラ色のジャージに今ひとたび袖を通すことになった。
10秒差とHTCに肉薄し2位となったのはレディオシャック。初めてジロに出場している「フミ」別府史之もゴールした7人に残る貢献。22秒差の3位には総合優勝を狙うヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)がエースのリクイガス・キャノンデールと、幸先のいいスタートとなった。
グランツールの第1ステージがチームタイムトライアルの時には、ゴールする順番に気をつけなければならない。チーム内の着順が総合順位になるため、各チーム周到に先頭でゴールする選手を決める。HTCのピノッティが成功した例は上に見たが、レディオシャックのロビー・マキュアン(オーストラリア)、ガーミン・サーヴェロのタイラー・ファラー(アメリカ)は、あわよくばマリアローザの獲得と、続く平坦ステージでのジャージキープという寸法だったはず。2人ともチームの先頭でゴールしている。
そういえば、やはりチームタイムトライアルが第1ステージだったジロ・デ・イタリア2007では、絶対エースのディルーカを差し置いて先頭でゴール、ちゃっかりマリアローザを獲得したエンリーコ・ガスパロット(イタリア)を懐かしく思い出す。今年は彼の参加はない。あの時お株を奪われた形のディルーカは最後には総合優勝に輝いてみせた。カチューシャチームで1分4秒遅れの総合156位スタートのかつての覇者は、このジロでどんな走りを見せてくれるだろうか。
<注目!>
レディオシャックでチーム内3番でゴールしたフミは、第1ステージを終えて総合8位につけた。記録上は日本人初のグランツール総合ヒトケタ順位ということになる。だが、これを喜んでいてはメディアもファンもまだまだだろう。何よりフミ本人が喜んでいるとは思えない。あと3週間、フミの活躍の場はこれからだ。
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某Rapha Cycle Club Tokyoのデイリーレースレポートは、初原稿から没と言う幸先の良さ!
確かに今読むとウィットもユーモアも足りない足りない足りてない!
でももったいないので、いちお載せとく。
そのあたり、我ながら俗っぽい。
通過原稿はピンクの紙にプリントされ、辻啓のジロ直送「photo of the day」に並べて展示されます。
ショップ3F壁面に日々増えていく写真とレポートをお楽しみに。
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幸先の良さ!にイタリアの片隅で爆笑の巻。
返信削除わはは、没だしたくない(泣)
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