2009/04/16

illustration Hikki

printemps


なんだかんだで新生活も新しさを失いつつある今日この頃です。
とはいっても、宿舎の自室をはたと出た瞬間に、どうしようもなく違和感を覚えたりすることがあって、
自分がこの環境にいることがとても不思議に感じたりもする。

留学中のほうがよっぽどそう感じてもおかしくなさそうなのに、
リヨンの「独身者」という狭いアパートの一室にいるときにはそんなことは一度も思わなかった。
自分がその場にいることが、平然、では無いにせよ、そこまで不思議なことではなかったのかな。
もっと詳しく言うと、たぶんそんなことを思ってる余裕が無かったのかな。
いやでも、世間一般に思うよりも、海外の一人暮らしはスムーズだなぁとか感じていたのだから、
やっぱり今の新しい環境変化のほうが何か自分にとっては違和なのかもしれない。

このふとした異郷感というか、自らの実体が揺れるような感覚は、大事にしたほうがいいもののような気がしないでも無い。
こうゆう揺れを、文学はがんばって言葉にしてほしい。

それにしても噂に聞く通り、春から天気が悪い…。
気色ばんぢゃうぜ!

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