2010/08/23

ノリクラ初登坂!



夏の思い出、乗鞍へ初めて登ってきた。
ホストは啓兄(すっかり飛騨人)。わざわざ富山駅まで拾いに来てもらうという、VIP待遇。
ほんとうにいつもありがとう。

富山から登ること1時間強、飛騨市平湯から乗鞍へアプローチ。
長野からのルートよりも体感的にキツイらしく、ここを走っておけば将来ヒルクライムに出るときもメゲずに済みそうである。
走り出しから登りという、容赦ないコース。片道20kmがそのまま乗鞍の登りなのだ。

平湯峠は、勾配がところどころキツいものの、啓兄と話しながら登っていく。
高原なので、風が気持ちいい涼しさながら、照りつける太陽は強力にじりじり。
汗をかきかき、峠を越えると、乗鞍スカイラインへ突入。
ここからは右手が開けた景色の中を登っていく。



人生で20kmを登りっぱなしという走り方をしたことがないので、安全ペースで登る。
だんだん同じ高さになってきた雲は盛夏を過ぎた入道雲。
山頂まで残り3kmくらいになると高地特有の光景に。
森林限界を越えた世界は、かつてアルプスやピレネーで見たそれと同じように見えた。
限界点を越えると、事象というものは似通ってくるものなのか。
極の世界は、認識し分けるのに、簡潔さの中に形容詞を探す必要がある。



雲が流れる山頂。
簡易郵便局があったので、かつてここを登ったであろう父へ絵葉書を書いた。

下山し温泉に浸かり、らーめんを試食し、らーめんを実食した。
初めて訪れた高山の街は、アイロニーに満ちた俳句に彩られし今日の京だった。


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